君想う - Angela

十六夜に君想う いくばくかの言の葉を
夜風にたなびかせても 叶わぬ夢 泡沫

あの日境に すでに幾年
別れ告げぬまま 今に至り
昇りゆく月 躊躇い滲む
諦め受け入れては 泣く

「会いたくて」は色褪せず 君のいない世は続く
何も変わらないままの 想い何処へ向かう

あの日境に すでに幾年
別れ告げぬまま 今に至り
白む東へ 君を重ねる
朗らかに鳥だけが 鳴く

明星に君想う いくばくかの言の葉を
春風が笑いながら 叶わぬ夢 泡沫

まだここに置き去りの 心にも陽は差し込む
想い続けていく限り 胸の中 君は居る